伝統その1

f:id:orangechango:20220813174100p:image高校野球夏の甲子園が絶賛開催中ですが、最近は甲子園に出場するような強豪校でも坊主頭でない学校もチラホラ見かけます。確かに野球をやるのに坊主頭は関係ないですが、やはり坊主頭の方が強そうで勝ちに対する拘りを感じてしまいます。ヘビーメタルが好きだった私でさえ髪を伸ばしたいなんて思いもしませんでした。そう私も甲子園に出場出来そうな学校の野球部員でした。県大会決勝戦まで行ってこの試合勝てば甲子園というところまで勝ち進みました。(もちろんベンチ入りなんて夢のまた夢です)そんな県予選中の練習で1年が一列に並び中腰で声出しをしているのですが先頭の1年がふざけて隣の1年に「1年、明日まで全員一厘(0.3mm)」と言ったのです。それが伝言ゲームとなり1年全員に伝わり次の日の練習には1年全員が一厘刈りで現れたのです。ただ1人を除いては。2年生の先輩には「1年気合い入ってるな」と褒めてもらいます。焦ったのは伝言ゲームをふざけて始めた本人でした。慌ててその日の晩に一厘にしていました。当時は野球部員の各家庭にバリカンがあるのです。続く。