さらばNEO PRIMATO

f:id:orangechango:20220303202900p:image私が降りる訳ではありません。先日ある自転車屋さんでDEROSAのNEO CLASSICOという聞いたことの無いフレームを見つけました。気になりネットで検索してみると愛車オレンジちゃん号ことNEO PRIMATOが無くなりNEO CLASSICOが新たにラインナップされているのです。今までもカラーリングは毎年変わっていたのですが写真をみる限り名前の変更のみでフレーム形状もパイプもラグもNEO PRIMATOと同じようにみえます。同様にNUOVO CLASSICOがカタログから消えてNEO CLASSICO CROMOと移行しているようです。NEO PRIMATOは1960年代ウーゴ・デローザが若かりし駆け出しのフレームビルダーだった頃に当時のスーパースターエディ・メルクスに見込まれフレームを提供して絶大なる信頼を得てツールドフランスやジロデイタリア等のグランツールで大活躍したフレームにルーツを持ちます。カーボンフレームしか無くなった現代のレースシーンでクロモリ(鉄)のNEO PRIMATOは趣味性の高い懐古主義的な自転車ですがその細身の華奢なシルエットやバネのある乗り味は飽きること無くいつまでも愛せるまさに愛車なのです。DEROSAはそのNEO PRIMATOの名前を無くしてまでどんなイメージ転換をしたかったのか。ちょっとだけ寂しく思いました。f:id:orangechango:20220303202905j:image