オッペンハイマー

f:id:orangechango:20240329194655j:image映画「オッペンハイマー」を観てきました。アメリカの原爆の父としてナチスドイツやソビエトより先に原爆を完成させなければならない。科学者としての技術への挑戦と左翼(共産主義者)との戦いが描かれている。ヒトラーの自殺によりナチスドイツが降伏したのでもう原爆は要らないのでは?とオッペンハイマーは言うのだが、日本があるからと開発を促される。この辺りから日本人としては観ていて辛くなります。実験を成功させ凄まじい破壊力に開発メンバーは大よろこびします。その数日後、広島に投下されたと報道でまた歓喜します。科学者として原爆を作った事と多くの罪なき非武装員を殺した事に対する罪の意識がある事に少しだけ救われました。3時間に及ぶ大作で、観終わったあとの後味の悪さ。なんとも言えない映画でした。