トライアスロン日本選手権 男子編

昨日の女子編からの続きです。

男子は一昨年彗星のごとく現れた日本が世界に送り出したい北条巧選手の3連覇で一強時代が到来したのか、レジェンド田山寛豪選手引退後の日本のエースになれるか暴れん坊古谷純平か、ストイックなまでに競技に取り組む小田倉真選手か、海外での経験を積みだした売り出し中のニナーケンジか。

スイムは予想通り北条巧選手がリード。そしてなんと20歳望月満帆選手が続く。f:id:orangechango:20201108175027p:imageニナーケンジ選手古谷純平選手も予想通りの好位置で上がりバイクはこの4人で第一パックを形成して進行する。バイクが得意な古谷選手は3人を鼓舞し続けてペースアップ、先頭交代を煽りまくる。f:id:orangechango:20201108175052p:image望月選手はバイクのレベルが他の3人に届いていないらしくほとんど先頭を引くことはできずに最後尾で千切れずについていくのが精一杯。古谷選手に怒鳴られ続けて望月選手も辛かったろうに。バイクはこのまま4人でフニッシュ。ランは北条選手とニナー選手の二人が飛び出す。f:id:orangechango:20201108175113p:image古谷選手はバイクの元気はどこにいったのか二人についていけずずるずると差が広がる。北条選手はスパート力に優れるニナーケンジ選手に勝つためには早めにアタックをを仕掛けて差を広げておくしかない。計3回アタックを仕掛けるもことごとくニナー選手に食いつかれ失敗に終わり、しかも最後のアタックでは逆にニナー選手にまくられ差をつけられてしまう。そのままニナー選手が日本選手権初出場初優勝。f:id:orangechango:20201108175137p:image2020東京オリンピックは現在日本の出場枠はは2名です。厳しい代表争いになりそうです。

今回うれしかったこととして11位に入った椿浩平選手です。ジャパンランキング5位までになった将来を期待された選手でした。2016年髄芽腫を患い表舞台から姿を消しました。病魔を克服して帰ってきました。昨日書いた加藤友里恵選手と同じくトライアスロンを心から愛する尊敬すべき選手なのです。彼を見守った三井住友海上にも感謝なのです。f:id:orangechango:20201108175149p:image