東京2020延期で思う事

 

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3月24日、東京2020が約1年程度延期する事が発表された。驚きました。
このままの状況なら開催出来ないのは、理解出来る。しかしこんなに早く決定するんだと。
ホンの数日前には予定通り開催すると強気だった。ちょっとでも弱気な発言をすれば全てのステークホルダーが動揺するだろうし、夏までコロナが収まると信じていた。
『色々な可能性を検討している』と言う発言からあっというまだ。


どんなメリット、デメリットがあるのだろうか。
まずはメリット。
アスリートも観客も安心して参加出来る。
これに尽きる。


デメリット。
アスリートの観点
現在選ばれている選手のママでいいのか?
もっと強い選手が台頭しているのではないか?
今から1年先へピークを合わせ直せるのか?
旬が過ぎてしまった選手は何を思う。


観客の観点
買ったチケットの払い戻しや当選した権利の引き継ぎへの不安。


自粛ムードの観点
7月24日開幕の予定のオリンピックが延期なのだからそれ以前の大型のイベント等は全て開催出来ない事にならないだろうか。


恐ろしい不況。
イベント関係
ホテル関係
バス、飛行機など輸送関係
警備員関係
観光関係
外食関係
小売(特にインバウンドに頼っている)
人が集まる所での経済活動
上記の会社にものやサービスを提供している全ての企業・団体。
ほぼ全ての人と言っても過言じゃない人が影響を受けるだろう。
オリンピックが開催される1年後までもつのだろうか。


スポンサーの観点。
ワールドクラスだと兆の単位とも言われるオリンピックのスポンサー料の追加負担は確実であろう。
理解を得られるのか。


会場の観点。
オリンピックは競技を行う会場だけでなくプレスセンター、シャトルバス乗り場、ストックヤード等様々な施設が必要となる。既に予約も埋まっているだろう。そして今押さえている施設はキャンセルとなる。


各スポーツ界との調整。
来年は既に大型のスポーツ大会が予定されているだろう。
オリンピック種目となっている競技団体からは比較的強力は得られるだろうが、そうでない団体は大きなビジネスチャンスを譲ってくれるのだろうか。


選手村。
選手村はオリンピック・パラリンピック終了後に大きく改修されマンションとして販売される。既に売れているところもあると聞く。
入居も1年遅れるのだ。


今思いつく事を書き出してみたがこんなもんじゃないと思う。
どうやったら1年持ちこたえてオリンピックを無事開催し、正常(出来れば好景気)な経済になるのか。試練の時。
初期を隠蔽した中国の罪は重い。