アジア選手権 トライアスロン女子

f:id:orangechango:20210424221832p:imageYOUTUBEでの観戦です。広島の廿日市で開催されたトライアスロンアジア選手権です。コロナ禍で国際大会はほぼ中止となっていましたが無事開催です。今回のレースを見ていてとても感動しました。それはチームプレイです。もちろんトライアスロン個人競技です。しかしTokyo2020オリンピックに向けて国別代表枠を獲得するのは大事です。女子トライアスロンの現在の日本の出場枠は2名なのです。しかし、佐藤優香選手が国際ランキング30位内に入れば日本の代表枠は3名になるのです。(誰が代表になるのかは別)ですのでアジア選手権での日本チームの目標は佐藤優香選手にポイントを稼がせること。

さてレースです。佐藤優香選手は得意のスイムで3位フィニッシュ。大怪我から復活した上田藍選手は身体のバランスを見直した結果苦手なスイムが飛躍的に向上したと言われています。それでもスイムの第一パックからは溢れて単独での泳ぎとなり9位でスイムフィニッシュ。バイクの先頭集団は佐藤優香選手を含む6人で先行します。上田藍選手は単独での走行となり全身全霊で追いますが6人でローテーションを回す第一パックには追いつくことが出来ずに5位でバイクフィニッシュ。得意のランでは異次元の走りであっという間に佐藤優香選手に追いつきトップを走る中国人選手にも追いつき優勝できるのではないかと期待が膨らみます。そして上田藍選手は佐藤優香選手に追いついき腰へタッチし声をかけます。そのまま前を行く中国人選手を追うのですが、佐藤優香選手のペースが上がりません。そこでペースを落として佐藤優香選手へのサポートに回るのです。常に声をかけペースを維持して佐藤優香選手を2位でゴールさせました。上田藍選手が全てを出し切れば優勝しただろうな。ともおもいますがレース中に佐藤優香選手に常に声をかけて引っ張る姿に涙が出てきました。f:id:orangechango:20210424221841p:image