卒検コース

f:id:orangechango:20220903192025j:image大型自動二輪の卒検コースについてです。順番はそれぞれでしょうがやる事は日本全国どこでも同じでしょう。スペシャルステージ(S S)とそれをつなぐリエゾン区間からなります。 S Sではタイムの計測があるところは規定時間により減点対象。エンスト、脱輪、接触などでは一発失格となります。リエゾン区間は走行位置や停車位置、目視での安全確認などにより減点されます。今回 S Sについてご紹介です。スタートして最初の S Sは①クランク。2速で進入してリアブレーキを多用し直角に左右に2回曲がります。コーナー内側のコーンが、張り出ていて接触しやすくなっています。ほぼ浅い半クラッチで進み、バイクを寝かす事はしにくくハンドルを使ってまがります。次は② S字です。こちらも2速でタイミングよくバイクを寝かし気味にクリア。次は③坂道発進。リアブレーキを強く踏み込みバイクが後退しないのように注意してアクセル開け気味に厚い半クラッチで進みたい挙動が出てきたら足を緩めて発進。次はリエゾン区間に指定された④40km走。残念ながら同じく検定中の4輪車に前を阻まれたのでスピードは出せず課題をパス。そして⑤踏切は一時停止やギアの変速をしない事。ここまで来れば後半の大きな課題を残すだけ。まずは⑥急制動。3速40kmから指摘された箇所からのブレーキで11メートル以内に停止。越えてしまえばそこで失格となります。さらに⑦波状路です。梯子を地面に横に置いたかのような段差を乗り越えていきます。まずは腰を上げてステップに立ちます。1速半クラッチのアクセルワークで段差を乗り越えるのですが段差が等間隔でなくバイクが暴れます。ここでは5秒以上かけないと減点。脱輪エンストは失格となります。5秒は捨ててとにかく走り切ることが大事です。そして最難関⑧平均台です。幅30センチ15メートルの平均台を10秒かけなければ減点です。脱輪、エンスト、足つきは失格です。私の一番苦手な課題です。一時停止してスタート前に肩を回して力を抜き「シャーー」と声を出して気合を入れます。厚めの半クラッチでトルクをかけて台に乗ります。その後は兎に角遠くを見てクラッチを切ったり軽く繋いだりタイムは捨てて脱輪しないように心がけます。なんとかクリアして2速にシフトアップして最後の⑨スラロームスラロームは7秒以上で減点。パイロンに接触やコースアウトは一発失格です。リアブレーキでタイミングを作りながら右へ左へバイクを倒してはアクセルを少しだけ開ける。そしてスタート地点に戻ってゴールです。タイムの指定があるところはかなりの減点を貰っている筈だけどなんとか合格は出来たはずと変な自信がありました。実は前日に完徹をしてしまって一睡もせずに朝帰りで1時間仮眠しただけというメチャメチャ体調の悪い日でした。ガーミンのボディバッテリーも5しかなく不安しか無かった検定でしたが受かるんだという気持ちが勝ってくれたのだと思いました。