後悔病棟 読了

f:id:orangechango:20210106190144j:image垣谷美雨著の後悔病棟を読みました。幼い頃に父親に捨てられて母と二人で苦労して医者になったルミ子のお話。ルミ子は33歳、空気が読めず患者に不躾な言葉をかけてしまう末期癌の病棟に勤める女医。ある日病院の庭でお昼を食べていたら歌壇に落ちている聴診器を拾った。この聴診器は患者の心が聞こえて、悩みを知る事ができる。そして患者が人生をやり直したい処まで夢で、タイムトリップする事ができる。結果、今の人生の選択で、間違いなかった事や疎ましかった人が実はたいへん感謝すべき人だったりと気付くのです。少し世にも奇妙な物語的なお話ですが、希望病棟という続編もあるので今度読んでみたいとおもいます。