ハクキンカイロのメンテナンス

f:id:orangechango:20211225091118j:image冬場はハクキンカイロを愛用しています。ハクキンカイロは、ベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱する科学原理によるもので、直接ベンジンに火をつけているわけではありません。  気化したベンジンがプラチナの接触作用により「炭酸ガスと水」に分解され、そのとき発生する酸化熱を応用した、使い捨てカイロの13倍と言われる暖かさで繰り返し使える環境にとても優しい、安全でクリーンなハイテクカイロです。右がハクキンカイロのベビーサイズ。左がZIPPOのスタンダードサイズ。ZIPPOと言いましてもハクキンカイロOEMなのでハクキンカイロと言ってもいいと思います。ベビーサイズで16時間、スタンダードサイズで24時間暖かさを維持します。ところがZIPPOの方がさして暖かく無いのです。専用の袋に入れて上着の中に忍ばせているのですが、素手で持てるレベル。外に出して袋からも出して剥き出しにすると以前の様にチンチンに熱くなります。空気の取り込みの影響だと思います。f:id:orangechango:20211225091138j:imageぬるい分発熱時間は24時間どころか30時間以上を記録しました。そこでハクキンカイロの心臓部である火口をメンテナンスしてみます。お湯に重曹と食器用洗剤を溶かして火口を漬け込みました。f:id:orangechango:20211225091144j:image12時間ほど漬け込み、水ですすいで乾燥。ベンジンを入れて着火してみますと袋に入れた状態でもジワジワ熱くなり、手で触れないほどチンチンになりました。一応復活したようです。