RANDY RHODS

f:id:orangechango:20221111153520j:image映画「ランディ・ローズ」を観てきました。ランディ・ローズとはヘヴィメタル界の大御所ozzy osborne(オジー・オズボーン)が1970年代終わりにブラックサバスを解雇され、ソロプロジェクトを進めるにあたりアメリカのLAで発掘した世界的には全く無名のギタリストなのです。当時ランディはLAのクラブバンド「クワイエット ライオット」でプレイしていたのですが、オジーの新しいバンドのオーディションにやってきて、ギターを練習用のアンプで軽くシャカシャカ弾いただけでオジーが「もういいよ。君に決めた。」といい、合格したという。オジーの狂気に満ちた悪魔のような存在と相反するランディのか細く繊細で天使のようなルックスと美しいメロディと攻撃的なリフはオジーのファーストソロアルバム「ブリザード・オブ・オズ」1枚で世界中のギターキッズ、ヘヴィメタルキッズを虜にしました。そして私もその一人。ランディ・ローズ、マイケル・シェンカー、エドワード・ヴァンヘイレンなど当時のスーパーギタリストを大音量で聞きまくっていました。そしてわずか2枚のアルバムを発表したのち全米ツアー中にツアースタッフが操縦する小型セスナ機に乗っていた時にミスで墜落、帰らぬ人となってしまったのです。このツアーは日本ツアーも予定されており、ランディの抜けた穴は当時売り出し中のナイトレンジャーのブラッドギルスがサポートで加入し日本公演が行われ、私も観に行っています。ランディがオジーに加わる前に在籍していたクワイエットライオットも一躍注目され「カモン・フィル・ザ・ノイズ」が世界中で大ヒットしたのです。映画はセミプロのクワイエットライオット時代のエピソードが多くオジーオズボーンのLive映像は殆ど無いのが残念。それでも感慨深い作品でした。